FX取引は為替取引です。外貨預金や外貨MMFの投資をされる方は日本の円で運用するよりも高金利な外貨で運用する方がお得という事で外貨投資をされてい方も多いかと思います。FX取引においてももちろん、金利という概念はあります。ただし、ちょっとわかりにくく、それは「スワップ(スワップポイント)」という形になります。ここではそれを説明します。
FX取引は外貨を一定の為替レートで買う約束をする取引です。投資をしている(ポジションを持つといいます)状態は実際にその国の通貨を保有して預けているわけではなく、あくまでも約束しているだけです。
そのため、FX取引では外貨預金や外貨MMF取引のように金利を受け取ることはありません。しかしながら、詳しく説明すると長くなるので省略しますが、FX取引の場合は、一方の通貨を買って、他方の通貨を売るというポジションを持っているため、それぞれの通貨間の金利の差を交換する必要があります。これを「スワップ」といいます。
例えば、円の金利が0%、オーストラリアドルの金利が5%だとします。この場合、それぞれの通貨ペアには5%の金利差が生じています。FX取引でポジションを持つ間は、(買い通貨の金利-売り通貨の金利)相当分を受け取る(支払う)ことになります。
例えば、FX取引でオーストラリアドルを買う場合には、「円売り・オーストラリアドル買い」の通貨ペアのポジションを持ちます。この場合は、買った通貨の金利(5%)から売った通貨の金利(0%)を引いた金利を受け取ります。
この場合豪ドル5%、円0%の差額ですから5%の金利差を受け取ることになります。仮に1万豪ドルのポジションを持っている場合は、年に5%分のスワップを受け取ることができます。
これがFX取引における金利収入です。
ただし、気をつけたいポイントがあります。それは、スワップはあくまでも金利差の交換なので、円よりも金利が低い通貨を買った場合や、逆に円を買って外貨を売るようなポジションを建てた場合には逆にスワップを支払う必要があるのです。
ちなみに、2010年現在、日本はいまだ歴史的な低金利水準にありますので、FX取引で外貨を買うポジションを持つ場合には、ほとんどの場合でスワップポイントを受け取ることができます。
FX取引のメリットとしては「レバレッジ」が使えることだと「FX取引のメリット」で説明しています。これはスワップでも同様です。
先ほどの円と豪ドルの例で見てみます。円と豪ドルの金利差は5%なので、FX取引で豪ドルを買う取引をしている場合1年間で5%の金利収入を得ることができます。ただし、これはレバレッジが1倍の場合(100万円運用して100万円分の豪ドルをFXで買った場合)です。
FX取引の場合は預けた資金の数倍~数十倍の資金分の外貨取引が可能です。仮にレバレッジを10倍にしたと仮定します。この場合、ポジションの大きさが10倍になりますので、ポジションに対してのスワップ金利の受け取りも10倍になります。
つまり、なんと5%×10=50%!ものスワップ金利になるわけです。
100万円を投資して1000万円分の豪ドルを買っているので、1年間の受け取り利息はなんと50万円(元本の50%相当)となります。
もちろん、レバレッジを高くするということはそれだけリスクもあるということです。豪ドルの為替レートが10%変化したら、投資している100万円がゼロになるというリスクをかかえた投資であることも忘れてはいけません。(関連:リスク管理とレバレッジ管理)
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