雇用統計

重要度・注目度:Aランク

米国雇用統計はアメリカ国内における「非農業部門雇用者数」「失業率」「製造業就業者数」「平均時給」などの10項目以上の雇用に関する重要経済指標です。米国の雇用情勢を直接しめすもので、米国の金融政策・財政政策における重要な参考数値でもあるため、為替レートに対しても非常に大きな影響を与えます。

米国雇用統計の発表時期

雇用統計は米国労働省から発表されます。毎月第1金曜日。ニューヨーク時間の午前8時30分発表です。

日本時間では夏時間(4月~10月)の場合は金曜日の午後9時30分(21:30)、冬時間(11月~3月)の場合は金曜日の午後10時30分(22:30)発表となります。

 

米国雇用統計の見方

雇用統計において最も重要視されるのが「非農業部門雇用者数」です。つまり農業従事者以外の勤労者(労働者)がどれだけいるのかです。
この雇用者数が前回と比較してどれだけ増えたか(減ったか)が焦点となります。

景気トレンドの最重要指標の一つです。非農業部門雇用者数は毎月15万人程度増加が労働市場における景気の目安とされている。これを割り込むと調整、これを超える場合は景気拡大と見ることができる。

雇用統計が為替レートの重要指標とされるのは米国内における経済状況を示すというだけでなく、米国の今後の金融政策(金融引き締め・金融緩和)、財政政策(公共投資など)の指針となることが多いという点が挙げられます。

また、バラツキの大きい指標でもありコンセンサス(事前予想)と乖離することも珍しくなく、為替相場を大きく変動させる要因にもなる。

 

重要経済指標の確認方法

こうした為替レートに影響する経済指標を確認する方法は、FX会社などが提供する無料情報を活用するのが最も早いでしょう。

GMOクリック証券FX
同社が提供するツールバー(FXツールバー)をダウンロードしておけば、ブラウザ(インターネットエクスプローラ・Firefoxなど)を立ち上げておけば自動的に、発表予定の重要指標の予定と、その結果(ニュースなど)が自動取得されます。もちろん無料で利用できます。

外為どっとコム
週間経済指標カレンダーやそれぞれの指標ごとのランク付け、コンセンサス(市場予測値)などを見ることができます。また指標発表後はすぐにその結果などを発表してくれます。情報公開までのスピードが早いので管理人も重宝しています。

 

外貨を利用した資産運用的なお得な活用法

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