バッドティックとは何ですか?

私が利用しているFX取引業者でバッドティテックが発生したと話題になっています。バッドティックとは何でどういう問題があるのですか?

回答:システムの不都合によるありえない「レート」です

例えば、1ドル90円で推移している為替レートで1ドル40円というようなありえないレートが顧客に提示されてしまうことです。こうした「ありえない為替レート」「マーケットでは存在しないレート」のことを「バッドティック」といいます。

バッドティックが生じる原因としては、カバー先の不都合やシステムの欠陥などが指摘されますが、基本的にバッドティックが生じた場合、そのバッドティックは無効となります。

問題は以下のケースです。

バッドティックにより逆指値、指値などの注文が成立した場合

バッドティックといえども業者から提示されたレートですので場合によってはバッドティックで生じたレートに逆指値、指値などが引っかかり注文が成立する事があります
これらの注文についても無効とはなるのですが「バッドティックによる注文成立解消までの間の為替レート変動によるリスク問題」が生じます。

例えば、現在1ドル87円で米ドルを買っており、85円でロスカット、89円で利益確定をしようとしてOCO注文を出しているとします。(89円指値売り、85円逆指値売り)

その後バッドティックが生じて1ドル100円というありえない数値になりOCO注文で出している89円の指値売りは成立します。その後バッドティックによる注文がキャンセルされたとき、マーケットの正しい為替レートは1ドル84円になっていたという場合などです。

この場合、一旦注文が成立したことで85円逆指値売りの注文が自動的にキャンセルされるため、84円にまで下がっても当然ロスカット注文がでないというものです。

こうした損失についてはFX業者は補填しないと約款に書いていますので基本的に争ってもムダです。バッドティックに引っかかった場合は保険の為の注文を出すという回避策もあります(この場合、85円が割れた時点でショートの注文を出しておく)。

ただし、夜間など起きていない時間帯にバッドティックが発生してはどうしようもありません。最大の回避策はバッドティックを頻繁に起こすような会社は使わないというのが一番です。

外貨を利用した資産運用的なお得な活用法

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「FX(外国為替証拠金取引)に関するQ&A」の用語解説・関連サイト

ここではこのページで使われた様々な用語について解説をします。リンク先は「金融経済用語辞典」の用語解説ページ、または関連情報が掲載されているサイトです。

バッドティックとは
マーケットに存在しないレート。無効レート。

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