仲介業者選びで失敗しないための登録の有無、仲介業者名簿といった基本ポイントを見ましょう。悪質業者につかまっては不動産投資どころではありません。しっかりと仲介業者も投資家の観点からチェックします。
不動産仲介業者が仲介業を行うには、宅地建物取引業免許が必要となります。そもそも、これが無いという場合は完全に違法業者ですので、取引をしてはいけません。
この免許は都道府県知事免許または国土交通大臣免許となります。 (優劣はありません。) ちなみに、一つの都道府県でのみ仲介業を行う場合は前者、複数の都道府県にまたがっている場合は後者となります。具体的な例としては下記のようになっています。
国土交通大臣免許(2) ○○○号
東京都知事免許(6) ○○○号
そのうえで確認することは下記のとおりです。
1.有効期限
2.()で囲まれている数字
有効期限が有効であるかを確認しましょう。また、()で囲まれている数字は、更新回数を意味しています。5年に1度(1996年より前は3年に1度)免許の更新が必要になるのですが、その更新回数をさしています。
つまり、()内の数字が大きい不動産業者はそれだけ長く経営を続けているというように考えることができます。
まあ、営業年数が長い=信頼できると確実に言えるわけではないですが、一つの目安とはなるかと思います。
宅地建物取引業免許よりももっと詳細な情報を調べられるのが、「不動産仲介業者名簿」です。これは都道府県にある宅地建物取引業担当課に行くことで調べられます。
業者名簿に記載されているのは下記のような情報です。
・業者の経歴
・過去の営業実績
・過去の行政処分歴
・株主・出資者
・不動産仲介業者団体への加盟状況
結構いろいろな情報を見ることができます。特に過去の行政処分歴があるような業者、代表者がコロコロ変わっているような業者には注意が必要かもしれません。
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