株価関連の指標の基本となるのがこのEPSという概念です。株価というものは将来の一株利益(EPS)がどう変化していくのか?ということについて値動きしているといっても過言ではありません。計算方法は単純ですが、大切なのは将来のEPSがどうなるかです。
EPS(Earning Per Stock)の略で、企業が発行している株式1株に対してどれだけの利益をあげているのか?という指標になります。
株式の数(発行済株式総数)というのは、企業の所有権を分割したものですので、例えば、1万株の株式を発行している会社の場合1株所有=会社の0.01%の所有権を持つということになるわけです。
会社があげた利益というものは基本的には株主の利益です。そのため、会社が年間にあげた利益を発行済株式総数で割れば、1株に対して企業があげた利益の金額を見ることができます。
例えばある会社が100万株の株式を発行しており、年間に1億円の利益をあげたとします。
この場合の1株利益(EPS)は1億円÷100万株=100円ということになります。
ちなみに、株価をこのEPSで割ったものが「PER」という株価の割高、割安を示す指標となります。
株価指標のPERは現在の株価に対するEPSの大きさを倍数に直したものですが、株価というものは将来を見ています。
そのため、株価というものはその企業の1年後、5年後、10年後のEPSがどのように変化していくのかというところを中心に見ています。「株価の変動要因を分析」で様々なニュースで株価がどう動くのかを説明していますが、これらの内容のほとんどは、そのニュースによって会社の「EPS」はどう変動するのか?ということが中心です。
投資をする上では、現在のEPSはもちろんですが、将来のEPSがどうなるのか?ということが重要です。いくら会社の利益が増えていってもそれよりも早いスピードで発行済株式総数が増えては株主に意味はありません。
将来の株価を考えるとき、その会社のEPSはどうなるのか?というのを考えるようにしていきましょう。