楽天証券の手数料・NISA・投信積立【2026年版】
結論:楽天経済圏より「使う取引の総コスト」で選ぶ
情報基準日:2026年8月20日
楽天証券は、国内株のゼロコース、NISAの対象商品、100円からの投信積立、楽天カード・楽天キャッシュ、楽天銀行とのマネーブリッジをまとめて使いたい人の比較候補です。国内株は1株・100円単位の少額取引にも対応し、米ドルのリアルタイム為替取引は為替手数料0銭と案内されています。
一方で、国内株の手数料0円にはゼロコースとSOR利用の同意が必要です。かぶミニ・かぶピタッには取引方法により0.22%のスプレッドがあり、NISAでも信託報酬や一部の為替・外国株費用は残ります。カード積立もすべて一律2%ではありません。楽天のサービスを多く使うこと自体を目的にせず、実際に使う口座・商品・金額・決済方法を先に決めてください。
主要条件を30秒で確認
| 利用場面 | 2026年8月20日時点の主な条件 | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| 国内株 | ゼロコースの現物・信用取引手数料0円 | SOR利用同意が条件。別コース、電話注文、IFA等は別条件 |
| かぶミニ | 1株単位。取引手数料0円 | リアルタイム取引は0.22%のスプレッド。寄付取引はスプレッド0円 |
| かぶピタッ | 国内株を100円から金額指定で買付 | 0.22%のスプレッド。取扱銘柄・受付時間等を確認 |
| NISA | 対象の国内株、米国株・ETF、海外ETF、投信の取引手数料0円 | 為替、信託報酬、信託財産留保額、対象外商品等は残る |
| 楽天カード積立 | 月10万円まで。カード・ファンドにより0.5~2% | カード名義、対象外取引、還元率の判定条件を確認 |
| 楽天キャッシュ積立 | 月5万円まで、0.5%相当 | カード積立とは別設定。合計上限は月15万円 |
| マネーブリッジ | 自動入出金、優遇金利、無料のリアルタイム入出金 | 優遇金利は残高帯・判定日・対象支店を確認 |
「0円」「最大2%」はサービス全体を表す数字ではありません。公式手数料一覧、対象商品の費用、注文確認画面を同じ日に照合してください。
国内株ゼロコースはSOR同意と注文経路を確認
ゼロコースでは、インターネット経由の国内株現物・信用取引手数料が約定代金にかかわらず0円です。適用には、Rクロスを含むSOR(スマート・オーダー・ルーティング)の利用同意が必要です。超割コースやいちにち定額コースも残っており、すべての利用者が自動的にゼロコースとは限りません。
- 現在の手数料コースと、変更が反映される日を確認する。
- インターネット注文、オペレーター注文、IFA口座等を混同しない。
- IPO・PO、立会外分売、信用取引等は各ルールも確認する。
- 手数料を避けるために予定外の取引や高頻度売買を増やさない。
売買手数料が0円でも、価格変動、信用取引の買方金利・貸株料、配当落調整金、各商品の保有費用はなくなりません。比較では1年間の注文回数と商品別費用を合計します。
SORとRクロスは約定価格と利益相反を確認する
SORは複数市場の価格を比較して注文を回送する仕組みです。Rクロスは楽天証券のダークプール
で、国内株の現物取引を対象とします。利用者がRクロスだけを明示指定する仕組みではなく、SORの判定を通じて約定先の候補になります。
公式ルールでは、Rクロスの価格が東証の最良価格と同値で価格改善がない場合、楽天証券がマーケットメイカーから手数料を受け取る場合があると説明しています。取引手数料0円だけでなく、注文確認・約定履歴で市場、価格、数量を確認し、SOR・Rクロスの仕組みと利益相反に関する公式説明を読んでから使ってください。
かぶミニと、かぶピタッは注文単位が違う
| サービス | 注文単位 | 主な費用 | 確認点 |
|---|---|---|---|
| 通常の国内株 | 原則100株の単元 | ゼロコースなら取引手数料0円 | 必要資金、手数料コース、SOR |
| かぶミニ | 1株単位 | 手数料0円。リアルタイム取引は0.22%のスプレッド | 寄付/リアルタイム、取扱銘柄、注文時間 |
| かぶピタッ | 100円以上の金額指定 | 0.22%のスプレッド | 取得株数、端数、売却方法、取扱銘柄 |
単元未満株
は少額で分散しやすい一方、単元株と注文時間、価格、議決権、株主優待の判定が同じとは限りません。1万円を投資する場合でも、0.22%なら約22円相当です。金額は小さくても、積立回数を含めた年間コストを確認します。
NISAは「取引手数料0円」と制度・商品費用を分ける
楽天証券のNISAでは、対象となる国内株・ETF(かぶミニ・かぶピタッを含む)、米国株・ETF、海外ETF、投資信託の取引手数料が0円です。ただし、商品と注文方法ごとの費用まで一律0円になるわけではありません。
| 取引 | 無料の主対象 | 残る可能性がある費用・制約 |
|---|---|---|
| 国内株・ETF | 売買手数料 | かぶミニ・かぶピタッのスプレッド、買取請求330円等 |
| 米国株・ETF | 売買手数料 | 為替レート・為替方法、米国配当の現地課税等 |
| その他の外国株 | 公式ページで対象とされたETF等 | 中国株・ASEAN株には無料対象外商品がある |
| 投資信託 | 購入時手数料 | 信託報酬、信託財産留保額等 |
NISA
の年間投資枠はつみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円、非課税保有限度額は合計1,800万円(うち成長投資枠1,200万円)です。売却した取得価額分は翌年以降に総枠を再利用できますが、その年の年間投資枠は戻りません。NISAの損失は課税口座の利益と損益通算・繰越控除できず、国内株の配当を非課税で受け取るには株式数比例配分方式
を選びます。
注文時に通常手数料相当額が一時拘束され、メンテナンス後に解放される取引もあります。買付余力をぎりぎりにせず、注文前にNISA口座区分・対象商品・拘束額を確認してください。
米国株はリアルタイム為替0銭の対象外を確認
課税口座の米国株現物取引手数料は約定代金の0.495%、最低0米ドル、上限22米ドルです。NISAの対象取引手数料は0円ですが、通貨交換条件は別です。
米ドルのリアルタイム為替取引は為替手数料0銭と案内されています。ただし、画面の買付レートと売却レートには差があり、スプレッド
相当を確認する必要があります。また、0銭は米国株の円貨決済、定時為替、米ドルMMF、米国株配当の円貨受取、債券の円貨決済へそのまま適用されません。公式手数料ページでは、米国株の円貨決済・定時為替等について1米ドルあたり片道25銭となる場面を区別しています。
「10万円を円からドルへ交換し、株を買い、売り、円へ戻す」など同じ往復条件で、売買手数料、為替、ETF経費率、税金を合計してください。0銭の表示だけを年間コストとして比較しないことが重要です。
投資信託は購入時無料より信託報酬を先に見る
楽天証券の投資信託は購入時手数料0円ですが、保有中の信託報酬
、売却時の信託財産留保額等は商品ごとに異なります。同じ指数へ連動する商品なら、信託報酬、追随状況、純資産、売買・解約条件を先に比較し、ポイントはその後に加えます。
投信残高だけで全ファンドへ同じポイントが継続付与されるわけではありません。楽天・プラスシリーズ等の対象ファンドに残高ポイントプログラムがある一方、率・判定・対象は商品別です。現在の対象一覧を確認し、ポイント対象外になっても保有したい商品か判断してください。
楽天カード積立はカードとファンドで0.5~2%
楽天カードのクレジット決済による投信積立は、NISA・課税口座に対応し、月10万円まで設定できます。証券口座とカードの名義は同一である必要があります。還元率はカード種類だけでなく、ファンドの代行手数料水準でも変わります。
| 積立方法 | 月間上限 | 2026年8月の主な還元 | 確認点 |
|---|---|---|---|
| 楽天カード | 10万円 | 0.5~2%。カード・ファンドで変動 | カード名義、対象カード、ファンドの代行手数料 |
| 楽天キャッシュ | 5万円 | 0.5%相当 | チャージ元、設定日、残高不足、対象外取引 |
| 両方を併用 | 合計15万円 | 各決済方法の条件を別々に適用 | NISA年間枠、毎月の資金、付与時期 |
代行手数料が年0.4%以上のファンドはカードにより1~2%、年0.4%未満のファンドは楽天ブラックカード2%、楽天プレミアムカード1%、楽天ゴールドカード0.75%、その他の対象カード0.5%と案内されています。高いポイントを得るために信託報酬の高い商品を選ぶと、保有期間が長いほど差し引きで不利になり得ます。
楽天キャッシュはカード積立と分けて管理する
楽天キャッシュ積立は月5万円までで、0.5%相当の楽天ポイントが付与されます。楽天カード積立と合わせると月15万円まで積立設定できますが、NISAの年間投資枠や家計の積立可能額が増えるわけではありません。
- 生活防衛資金と今後1年以内に使う資金を除く。
- 投資対象と信託報酬でファンドを決める。
- カード・キャッシュの上限と還元を比較する。
- 残高不足、締切、買付日、ポイント付与日を予定表へ入れる。
- 還元率が0%になっても続けられる金額にする。
マネーブリッジは金利、資金移動、保護対象を分ける
楽天銀行とのマネーブリッジを設定すると、普通預金の優遇金利、自動入出金(スイープ)、無料のリアルタイム入出金を利用できます。2026年8月3日時点の公式案内では、普通預金残高1,000万円以下の部分は年0.48%(税引後年0.382%)、1,000万円を超える部分は年0.42%(税引後年0.334%)です。金利と適用条件は変動するため、申込日には楽天銀行側の最新商品説明も確認してください。
銀行普通預金は預金保険制度の対象ですが、証券口座で買い付けた株式・投信は預金ではなく、価格変動により購入額を下回る可能性があります。自動スイープ後の資金が銀行残高か証券の買付余力かを確認し、ATM・公共料金等で必要な金額を残します。詳細は楽天銀行の2026年ガイドでも確認できます。
キャンペーンは公式経路と広告経路を混ぜない
楽天証券の「口座開設クイズ」では、2026年8~9月申込分について、8月1日~9月30日に公式キャンペーンページから申し込み、10月14日までに口座開設、10月21日までに初期設定・マイナンバー登録を終える条件が案内されています。正解は1,000ポイント、不正解は100ポイントで、付与は期間限定ポイントです。
キャンペーンは指定ページからの申込経路が条件になる場合があります。本ページの広告リンクと公式キャンペーン経路は別です。特典を優先する場合は、最初から公式キャンペーン一覧を開き、対象者、期間、経路、エントリー、口座開設・初期設定期限、付与日、有効期限、併用可否を保存してください。途中で広告や別キャンペーンのリンクへ移動すると対象外になる可能性があります。
広告について:次のリンクはユーザー提供の成果報酬型広告です。編集上の評価・掲載順・キャンペーン適用可否とは分離しています。
2026年はパスキーの順次必須化と復旧準備を確認
楽天証券は2025年6月に多要素認証を必須化し、同年10月にFIDO2対応パスキーを導入しました。2026年6月からは、顧客ごとの案内時期に合わせてパスキー登録を順次必須化しています。すべての利用者が同じ日に切り替わるわけではないため、自分のお知らせと期限を確認してください。
- 公式URLをブックマークし、広告・メール・SMSから直接ログインしない。
- PC・スマートフォン等、利用する端末でパスキーを登録する。
- 機種変更・紛失前に複数パスキーまたは復旧方法を用意する。
- ログイン通知、取引・出金通知、登録情報を点検する。
- 利用できないときの一時停止手順と公式窓口を控える。
パスキー登録後は通常のパスワードログインが制限されます。新端末へ移行する前に、現在の端末を処分せず復旧テストまで行ってください。
登録・分別管理・貸株の例外
楽天証券株式会社は関東財務局長(金商)第195号で、日本証券業協会等へ加入し、日本投資者保護基金の会員です。通常の預り金・有価証券は会社資産と分ける分別管理
が原則です。分別管理の不備等で返還できない場合に備える日本投資者保護基金
の制度があります。
ただし、貸株サービスで貸し出した株式は分別管理と投資者保護基金の対象外となり、貸出中は株主の権利を失います。配当金相当額の税務や長期保有の株主優待判定も通常保有と同じとは限りません。NISA口座の株式は貸株対象外です。金利だけを見ず、保護・権利・税務を確認してください。
向いている人・他社比較を優先したい人
| 利用像 | 判断 | 比較する条件 |
|---|---|---|
| 国内株を金額にかかわらず売買する | 比較候補 | ゼロコース、SOR、Rクロス、信用費用 |
| 1株・100円から国内株を買いたい | 比較候補 | かぶミニ/かぶピタッ、0.22%、注文方法 |
| NISAで国内株・米国株・投信を併用 | 比較候補 | 無料対象、為替、信託報酬、アプリ |
| 対象カードと低コスト投信を使う | 還元を試算 | カード、ファンド、年会費、積立上限 |
| 楽天銀行から自動で資金移動したい | 比較候補 | スイープ、残高帯、金利判定、必要資金 |
| ポイント条件を毎月追いたくない | 通常費用で比較 | ポイント0でも使うか、他社の手間 |
| キャンペーン特典だけが目的 | 申込を急がない | 経路、期限、通常条件、資金拘束 |
競合記事は手数料、取扱商品数、ポイント、アプリ評価、利用者レビューを横断しやすい一方、数字の集計日や評価基準は変わります。本記事は総合順位を付けず、ゼロコースのSOR条件、少額株のスプレッド、NISA無料の境界、為替方法、積立還元、キャンペーン経路、パスキー復旧を実行単位で確認します。
口座開設前後の10項目チェック
- 使う口座をNISA、特定、一般から決める。
- 国内株はゼロコース、SOR、Rクロスのルールを読む。
- 少額株はかぶミニとかぶピタッの注文単位・スプレッドを比較する。
- 米国株はリアルタイム為替、円貨決済、定時為替の往復費用を試算する。
- 投信は信託報酬等で選び、カード・キャッシュ・残高ポイントを後から加える。
- マネーブリッジは預金残高帯、判定、スイープ後の資金を確認する。
- キャンペーンを使うなら公式経路から入り、完了画面と期限を保存する。
- 口座開設後すぐにパスキー、通知、出金先、復旧方法を設定する。
- 少額で入金、注文、訂正、売却、出金、報告書の一連を試す。
- 半年ごと、または料金・ポイント・金利改定時に他社を含め再試算する。
よくある質問
国内株は誰でも完全無料ですか?
いいえ。インターネットのゼロコースは現物・信用取引手数料0円ですが、SOR利用同意が条件です。別コース、オペレーター注文、IFA、信用取引の金利・貸株料等は別です。
かぶミニとかぶピタッは何が違いますか?
かぶミニは1株単位、かぶピタッは100円以上の金額指定で国内株を買うサービスです。リアルタイムのかぶミニ、かぶピタッには0.22%のスプレッドがあるため、注文方法と取得株数を確認します。
NISAなら米国株の為替も必ず0円ですか?
いいえ。NISAの売買手数料と通貨交換は別です。リアルタイム為替0銭の対象、買付・売却レート差、円貨決済・定時為替等の対象外を確認してください。
楽天カード積立は必ず2%還元ですか?
いいえ。還元率は対象カードとファンドの代行手数料で0.5~2%です。カード年会費やファンドの信託報酬を差し引いた年間額で比較します。
広告リンクから公式キャンペーンも適用されますか?
適用を保証できません。指定のキャンペーンページからの申込みが条件になる場合があります。特典を使う場合は公式キャンペーン一覧から開始し、広告リンクと途中で混ぜないでください。
関連する金融用語
本文の専門用語は、株式会社イノベイドが運営する「金融・経済用語辞典
」でも確認できます。辞典は概念理解の補助とし、楽天証券固有の料金・商品条件、NISA制度、保護範囲は楽天証券、金融庁、日本証券業協会、日本投資者保護基金の最新情報を優先してください。
- ダークプールとは:注文を公開市場の板へ表示せずに付け合わせる取引の場です。
- 単元未満株とは:1単元に満たない株式で、取引方法は証券会社により異なります。
- NISAとは:一定の上場株式・投信等の利益を非課税にする制度です。
- 株式数比例配分方式とは:配当金を保有株数に応じて証券口座で受け取る方式です。
- スプレッドとは:買値と売値の差や、基準価格に加減される価格差です。
- 信託報酬とは:投資信託の保有中に信託財産から差し引かれる運用管理費用です。
- 分別管理とは:顧客資産を証券会社自身の資産と分けて管理する仕組みです。
- 日本投資者保護基金とは:証券会社が顧客資産を返還できない場合に備える制度です。
一次情報・確認先
- 楽天証券「手数料」
- 楽天証券「Rクロス取引ルール」
- 楽天証券「かぶミニ」
- 楽天証券「かぶミニ 手数料」
- 楽天証券「かぶピタッ」
- 楽天証券「NISA 手数料」
- 楽天証券「楽天カードクレジット決済」
- 楽天証券「クレカ積立 ポイント進呈率」
- 楽天証券「楽天キャッシュ決済」
- 楽天証券「投信残高ポイントプログラム」
- 楽天証券「マネーブリッジ」
- 楽天証券「マネーブリッジ優遇金利(2026年8月3日時点)」
- 楽天証券「キャンペーン」
- 楽天証券「セキュリティ」
- 楽天証券「パスキー認証の順次必須化」
- 楽天証券「会社概要」
- 楽天証券「重要情報シート」
- 楽天証券「貸株サービス」
- 金融庁「NISAを知る」
- 日本証券業協会「証券会社等の分別管理」
- 日本投資者保護基金
本ページは一般的な情報提供であり、特定の商品・証券会社への申込みや売買を推奨するものではありません。手数料、スプレッド、為替、ポイント、金利、キャンペーン、取扱商品、認証方法は変更されることがあります。申込・注文前に公式ページ、目論見書、契約締結前交付書面を確認し、投資判断はご自身の資金計画とリスク許容度に基づいて行ってください。
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