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初心者のための資産運用講座
初心者のための資産運用講座>外貨投資講座>FX取引講座>FXに関するQ&A>自動ロスカットがあるのでFXで投資額以上の損はしないのでしょうか?

FXはロスカット後も証拠金以上に損することがある

結論:ロスカットは損失上限を保証しない

FXではロスカットが執行されても、預けた証拠金を超える損失が生じることがあります。ロスカット水準は強制決済を始める条件であり、その価格で約定する保証ではありません。急変時に決済可能な価格が離れると口座残高がマイナスになり、不足金の支払いが必要です。

国内個人FXは取引額の4%以上の証拠金、最大レバレッジ25倍が制度上の上限ですが、最低額で取引することを勧める数字ではありません。取引数量は必要証拠金ではなく、許容損失額から決めます。

必要証拠金・追加証拠金・ロスカット・不足金を分ける

項目意味確認点
必要証拠金建玉を保有するために必要な基準額通貨、数量、基準時刻、レート、証拠金率
証拠金維持率純資産等を必要証拠金で割る会社所定の指標分子・分母、評価損益、注文中証拠金
追加証拠金判定時点の必要額に対する不足。期限までの解消が必要判定時刻、期限、入金・決済の解消条件
ロスカット会社所定水準で建玉を強制決済する処理監視頻度、水準、対象建玉、処理順、手数料
不足金決済後も口座残高等が不足する金額通知、入金期限、遅延時の取扱い

会社によって名称、維持率、判定時刻、解消方法が違います。追加証拠金の解消期限中でも相場がさらに動き、ロスカット水準へ達すれば強制決済され得ます。

証拠金を超える仮定例

米ドル/円を150円で1万通貨買うと取引額は150万円です。最低4%相当だけなら証拠金は6万円です。会社のロスカット判定価格を仮に145.50円と置いても、週明けに最初に決済できる価格が140円なら、価格差だけで10万円の損失です。

預託額6万円なら、スプレッド・手数料等を除いても約4万円不足します。これは仕組みを示す仮定で、実際の判定価格や約定価格ではありません。

価格差損益=(決済価格-新規価格)×数量です。買いは下落、売りは上昇で損失となり、数量が10倍なら同じ値幅の損失額も10倍です。

ロスカット価格から約定が離れる場面

  • 週末、祝日、重要指標、政策・災害等で次の取引可能価格が飛ぶ。
  • 売り手・買い手が薄く、スプレッドが拡大し希望数量を一度に処理できない。
  • 複数建玉の強制決済中にも相場が動き、後の注文ほど不利になる。
  • 通信・市場・会社システムの障害、注文制限、レート配信停止が起きる。
  • 逆指値も発動価格と約定価格が異なり、指定価格で止まらない。

金融先物取引業協会は、ロスカット等で預託証拠金だけでは決済し切れなかった未収金の発生状況を月次公表しています。発生が0の月があっても、将来の不足金がないことを意味しません。

数量は許容損失から逆算する

1回の許容損失を5,000円、通常の損切り幅を0.50円、急変余裕を0.20円、見積費用を200円とする仮定なら、数量上限は(5,000円-200円)÷0.70円≒6,857通貨です。取扱単位へ切り下げます。

この計算も窓開けの最大損失を保証しません。生活費・納税資金と分離した余裕資金、口座の余剰証拠金、週末前の縮小、通貨・方向の集中制限を併用します。維持率が高くても取引額が大きければ、急変時の円損失は大きくなります。

不足金が生じたときの初動

  1. 新たな取引や取り返すための入金を止め、建玉・注文・約定状態を確認する。
  2. 時刻入りの口座明細、提示・約定価格、通知、入出金、障害情報を保存する。
  3. 不足額、算式、支払期限、振込名義・口座を公式画面と公式窓口で確認する。
  4. フィッシングを避け、メールのリンクや電話相手の指示だけで送金しない。
  5. 約定や処理に疑問があれば事業者へ書面照会し、解決しない場合はFINMAC等へ相談する。

支払期限を無視すると別の不利益が生じ得ます。一方、原因不明の請求へ急いで送金せず、正規窓口と契約書面を照合します。

取引前チェック

  • ロスカット水準、監視頻度、追加証拠金判定、強制決済順と費用を説明書で読んだ。
  • 1円・3円・5円の急変時損失を数量別に円で計算した。
  • 逆指値とロスカットのどちらも約定価格を保証しないと理解した。
  • 週末・重要日程をまたぐ理由がなく、損失上限と停止条件を記録した。
  • 不足金の連絡先と正規入金先を、問題が起きる前に確認した。

一次・公式情報

維持率、判定、期限、強制決済、手数料は会社ごとに変わります。利用会社の最新契約締結前交付書面と取引ルールで確認してください。

外貨取引はコスト・保護制度・使い道で比較

預入時と払戻時の往復為替コスト、金利の適用期間、中途解約、外貨での出金方法、預金保険の対象外であることを確認します。

預金とは別の商品です。レバレッジ、ロスカット、スプレッド、スワップポイントの変動、追加損失の可能性を理解できる場合だけ検討します。

古いキャンペーンや固定の手数料を前提にせず、取引前に金融機関の公式ページで最新条件を確認してください。

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