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初心者のための資産運用講座

ロスカット狩りを疑う前に価格・注文・約定を検証

結論:「ロスカット狩り」と決めつけず、価格・注文・約定を時系列で検証する

自分の会社だけが逆指値やロスカット水準へ到達したように見えても、それだけで意図的な価格操作の証拠にはなりません。店頭FXは会社と顧客の相対取引で、価格配信元、生成方法、Bid・Ask、最小単位、更新時刻が会社ごとに異なります。

一方で、誤配信、システム障害、注文処理の誤りが絶対にないとも断定できません。主張ではなく、同一時刻の価格面、注文ID、約定履歴、会社規程をそろえて検証します。

まず区別する6つの可能性

可能性確認する証拠注意点
市場の急変同時刻の複数市場、ニュース、約定量高値・安値だけではBid・Askを判定できない
スプレッド拡大同社のBidとAsk、原則固定の例外条件買い建玉の決済はBid、売り建玉の決済はAskが関係
スリッページ注文価格、発動時刻、実際の約定価格逆指値は指定価格での約定を保証しない場合がある
配信価格の違い価格生成・カバー・執行方針他社チャートと完全一致するとは限らない
システム・注文問題障害告知、受付・取消・失効・約定ログ端末表示とサーバー受付時刻を分ける
誤配信・不公正処理訂正告知、複数顧客の客観記録、規程との不一致疑いと立証済み事実を分ける

Bid・Askを同じ側で比較する

買い建玉を売って決済するときは通常Bid、売り建玉を買い戻すときはAskが関係します。中央レートやローソク足の終値と、自分の決済側価格を比較すると結論を誤ります。

  1. 通貨ペア、買い・売り、数量、注文種別を確定する。
  2. 秒以下を含む注文受付・発動・約定時刻を確認する。
  3. その時刻の同社Bid・Askとスプレッドを取得する。
  4. 比較先も同じタイムゾーン、同じBidまたはAsk、同じ時刻へそろえる。
  5. チャートの時間足、表示価格、欠損・補間の有無を記録する。

ロスカット水準と約定価格は同じとは限らない

ロスカット基準への到達は、会社が強制決済の手続きを開始する条件です。実際の約定は市場流動性、注文量、価格更新、通信・処理時間に影響され、基準価格より不利になる場合があります。金融庁と金融先物取引業協会は、ロスカットが適切に行われても証拠金を超える損失が生じ得ると注意喚起しています。

「基準へ触れなかった」という確認では、どの価格面を基準判定へ使うか、監視が連続か一定間隔か、評価損益と必要証拠金を何時点で再計算するかも読みます。

会社へ送る照会文

口座区分・商品名:○○。注文ID:○○。日本時間○月○日○時○分○秒に、通貨ペア○○の買い/売り○通貨がロスカットされました。判定直前の純資産、必要証拠金、維持率、使用したBid/Ask、判定時刻、発注時刻、約定価格、適用した規程条項の内訳をご提示ください。画面と取引報告書を添付します。

「他社では到達していない」だけでなく、同社規程と同社履歴のどこが一致しないかを示すと確認しやすくなります。個人情報は公開SNSへ載せません。

回答に納得できない場合

  1. 会社の苦情処理窓口へ、初回受付番号と不足回答を添えて再照会する。
  2. 会社が金融先物取引業協会の会員か確認し、相談窓口を利用する。
  3. 証券・金融商品あっせん相談センターで苦情・あっせんの対象と手続きを確認する。
  4. 詐欺、無登録業者、アカウント乗っ取りの疑いは金融庁の相談窓口・警察等へ相談する。

相談やあっせんを利用しても、損失の訂正・補償が必ず認められるわけではありません。保存した原資料を改変せず提出します。

一次情報と相談先

外貨取引はコスト・保護制度・使い道で比較

預入時と払戻時の往復為替コスト、金利の適用期間、中途解約、外貨での出金方法、預金保険の対象外であることを確認します。

預金とは別の商品です。レバレッジ、ロスカット、スプレッド、スワップポイントの変動、追加損失の可能性を理解できる場合だけ検討します。

古いキャンペーンや固定の手数料を前提にせず、取引前に金融機関の公式ページで最新条件を確認してください。

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