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初心者のための資産運用講座

FXのスリッページ:注文価格と約定価格の差を検証

結論:スリッページは注文価格と約定価格の差

FXのスリッページは、注文時に見た価格または逆指値の発動価格と、実際の約定価格が異なることです。相場が動く間に注文が処理されるため、顧客に不利な方向だけでなく有利な方向にも生じ得ます。

スプレッドは同時刻のAskとBidの差、スリッページは注文・発動価格と約定価格の差です。二つを同じ費用として混同しないでください。

注文種類で意味が変わる

注文価格の扱い主なリスク
成行・ストリーミングその時点で成立可能な価格を優先表示からの価格差、拒否、部分約定等
指値指定価格以上に有利な条件を求める価格を守れても成立しない場合がある
逆指値指定水準で発動後に執行急変・価格飛びで指定より不利に約定
許容幅付き会社所定範囲外なら失効・拒否等価格差を制限する代わりに未約定
ロスカット基準到達後に会社が強制決済基準価格と約定価格が一致しない

名称・執行方式・有利方向の扱いは会社ごとに異なります。注文画面の設定だけでなく契約締結前交付書面と執行方針を読みます。

円換算の仮定例

USD/JPYを1万通貨買う成行注文で、注文時表示160.000円、約定160.015円なら、不利な差は0.015円です。0.015円×1万通貨=150円相当になります。

反対に160.000円で買い注文を出し159.990円で約定すれば、0.010円×1万通貨=100円相当の有利な差です。約定可否・計算方法は会社規程に従います。

起こりやすい場面

  • 重要経済指標、中央銀行発表、要人発言。
  • 早朝、海外休日、年末年始など流動性が低い時間。
  • 週明け、災害、政治・金融ショックによる価格差。
  • 一方向の大口注文、注文集中、カバー先・通信の遅延。
  • 端末で見た価格と会社サーバー受注時刻のずれ。

対策は価格差と未約定の交換条件を理解すること

  1. 指標・週末など取引しない時間帯を決める。
  2. 1回の許容損失へ想定滑り幅を加えて数量を決める。
  3. 許容スリッページ設定がある場合、範囲外の注文処理を確認する。
  4. 損切り逆指値を使いつつ、指定価格で必ず成立とは考えない。
  5. 取引後に注文価格・約定価格・方向・数量を記録し、時間帯別に集計する。

不利な方向だけに偏ると感じたとき

金融先物取引業協会は、顧客に不利な場合だけ約定し、有利な場合は約定させないような非対称な取扱いを禁止しています。疑問があれば、印象ではなく注文IDごとに有利・不利・同値・拒否を集計します。

注文受付・約定時刻、注文種別、設定許容幅、Bid・Ask、障害告知を保存し、会社へ執行理由と適用条項を照会します。

一次情報

スリッページを完全に防ぐ方法はありません。価格差を小さくする設定には未約定という別のリスクがあるため、両方を記録します。

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