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初心者のための資産運用講座

終価係数で一括元本の将来額を求める

結論:終価係数は現在の一括元本を一定利率で複利運用すると仮定し、将来の一括額を求める係数

今ある100万円が将来いくらになるかを確認する最も基本的な係数です。毎年積み立てるケースには年金終価係数を使うため、最初に一括元本か定期入金かを区別します。

式は元本へ複利倍率を掛ける

利率i、年数nなら終価係数は(1+i)nです。1年ごとに元利合計へ同じ率が掛かるため、単利の1+i×nとは期間が長いほど差が広がります。

100万円・年2%・10年の例

年2%・10年の終価係数1.2190を使うと、100万円×1.2190=121万9,000円です。精密値との差は係数の丸めによるもので、約21万9,000円すべてが手取り利益という意味ではありません。

72の法則は概算にとどめる

元本が約2倍になる年数を72÷年利率で概算できますが、低い率や期間、複利頻度によって誤差があります。年2%なら約36年という入口の目安にし、最終判断は指数計算で行います。

商品表示の年率をそのまま入れない

預金、債券、投資信託では年率の意味、税、費用、再投資、満期、価格変動が違います。キャンペーンの短期金利を10年間続く率として外挿しません。

変動収益は年ごとの実績で掛ける

+10%の翌年に−10%なら元に戻らず0.99倍です。平均値だけを一定利率へ置くと変動の影響を見落とすため、実績評価では各年の倍率を連乗します。

実質的な価値も並べる

名目121万9,000円の購買力は物価に左右されます。税引後・費用控除後の将来額と、想定物価で現在価値へ戻した金額を並べると、目標達成を過大評価しにくくなります。

途中の資金追加は別の計算にする

最初に100万円を置き、5年後に50万円を追加するなら、100万円は10年間、50万円は5年間の終価を別々に求めて合計します。すべてを150万円×10年の係数で計算すると、後から入れた資金まで10年間増えたことになり過大です。

年2%の単純例では、100万円の5年後は約110万4,081円、10年後は約121万8,994円です。評価途中で元本追加、引出し、税引きがあれば、その日付ごとに残高を区切って計算します。これにより一括元本の成長を測る役割が明確になります。

将来額を求める七手順

  1. 現在の一括元本を確認する。
  2. 期間と複利頻度をそろえる。
  3. 税・費用後の想定率を置く。
  4. (1+i)^nを計算する。
  5. 元本へ係数を掛ける。
  6. 低収益・損失時も計算する。
  7. 物価を考慮した現在価値と比べる。

一次・公式情報

「終価係数」の用語解説

ここではこのページで使われた様々な用語について解説をします。リンク先は「金融経済用語辞典」の用語解説ページ、または関連情報が掲載されているサイトです。

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