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初心者のための資産運用講座

価格変動リスクを円の損失と使用期限で測る

結論:価格変動リスクは価格が動く可能性だけでなく、必要な時に許容額を超えて下落し、希望価格で換金できない可能性

値動きは利益の源泉にもなりますが、上下が対称とは限りません。過去の標準偏差だけでなく、最大下落、価格の飛び、売買量、為替、必要日を組み合わせて家計への損失を試します。

変動率と損失額を分ける

100万円が20%下落すれば損失は20万円、500万円なら100万円です。同じ率でも家計への影響が違うため、商品画面の騰落率を保有数量・円換算額へ掛けます。

下落後に必要な回復率は大きくなる

100が50へ50%下落した後、100へ戻るには50%ではなく100%上昇が必要です。平均リターンがプラスでも、途中で資金を使う場合や下落時に売却すると目標へ届かないことがあります。

標準偏差は損失上限ではない

運用ではリターンの振れを標準偏差で表すことがありますが、正規分布を超える急変、制度変更、破綻は起こり得ます。過去値は将来の最大損失や元本回復を保証しません。

終値の間を飛ぶギャップを想定する

決算、災害、政策、取引停止、週末を挟むと、損切り注文の指定価格を飛び越えて約定する場合があります。指値は不成立、逆指値は発動後の執行価格がずれる可能性を読みます。

流動性と価格変動を同時に見る

売買高が少ない、気配差が広い、大口注文で板を動かす商品では、公表価格で全数量を売れません。平常時だけでなく急変時の気配、売買停止、換金制限を確認します。

通貨・金利・信用を重ねて試す

外国株が現地通貨で10%上がっても通貨が円に対して15%下がれば、単純円換算は1.10×0.85−1=約マイナス6.5%です。債券にも金利上昇・発行体信用による価格変動があります。

使用期限から許容範囲を決める

3年後に全額必要な資金と、20年先で支出時期を調整できる資金では耐えられる変動が違います。生活防衛・予定資金を分け、価格下落時にも売らずに済む保有額へ抑えます。

価格変動を確認する八手順

  1. 保有額を円換算する。
  2. 10・30・50%下落を試す。
  3. 必要な回復率を計算する。
  4. 過去最大下落と期間を見る。
  5. 板・気配差・換金条件を読む。
  6. 為替・金利・信用を重ねる。
  7. 使用日までの余裕を確認する。
  8. 許容損失を超える数量を持たない。

一次・公式情報

「価格変動リスクとは」の用語解説

ここではこのページで使われた様々な用語について解説をします。リンク先は「金融経済用語辞典」の用語解説ページ、または関連情報が掲載されているサイトです。

・価格変動リスクとは
投資商品の価格が変動することによるリスク。

・標準偏差とは
対象のバラツキの大きさを示す指標。言い換えるとリスク。

・ヒストリカルボラティリティ (株式テクニカル指標)
過去の一定期間における価格変動の大きさをあらわした投資指標。

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