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NISAとiDeCoの違い・税制優遇を比較【2026年版】

情報基準日:2026年7月16日

NISA(少額投資非課税制度)とiDeCo(個人型確定拠出年金)は、どちらも資産形成を支援する税制優遇制度ですが、目的と資金の使いやすさが異なります。NISAは対象商品の配当等・譲渡益を非課税にする口座制度、iDeCoは老後資金をつくるための私的年金制度です。

税制優遇があっても、投資商品の価格変動や元本割れがなくなるわけではありません。iDeCoには原則60歳まで受給できない制約と手数料があり、NISA口座で生じた損失は他口座の利益との損益通算や繰越控除ができません。制度名だけで選ばず、使う時期、家計の余裕、課税所得、商品リスクと費用を確認することが大切です。

本ページは一般的な制度説明です。加入可否や具体的な税額は個別事情で変わるため、金融機関、税務署、税理士などへ確認してください。

NISAとiDeCoは目的から選ぶ

NISAとiDeCoは併用できますが、どちらを優先するかは「いつ使う資金か」で考えます。生活防衛資金や近い将来に使うお金を確保したうえで、途中で使う可能性のある資金はNISA、原則60歳まで使わない老後資金はiDeCoという整理が基本になります。

  NISA iDeCo
制度の位置づけ 対象商品の配当等・譲渡益を非課税にする口座制度 任意加入の私的年金制度
主な税制優遇 対象商品から生じる配当等・譲渡益が非課税。拠出額の所得控除はありません。 掛金は小規模企業共済等掛金控除の対象、制度内の運用益は非課税で再投資。受取時は受取方法に応じて控除の対象になります。
資金の引き出し 保有商品を売却して引き出せます。ただし、価格次第では損失が生じます。 老齢給付金は原則60歳まで受給できず、通算加入者等期間によって受給開始年齢が変わります。
2026年7月時点の枠 つみたて投資枠は年120万円、成長投資枠は年240万円。併用で年360万円。非課税保有限度額は合計1,800万円で、成長投資枠はその内数1,200万円です。 月5,000円から1,000円単位。上限は国民年金の加入区分や勤務先の企業年金等によって異なります。
主な注意点 元本が確保される制度ではありません。NISA口座の損失は損益通算・繰越控除ができず、対象商品にも条件があります。 運用結果で受取額が変動し、元本確保型でない商品もあります。加入時・運用中・給付時などに手数料がかかります。

2024年からのNISAで確認すること

現行NISAは2024年1月に始まりました。日本国内に住む、口座開設年の1月1日時点で18歳以上の人が対象で、NISA口座は1人1口座です。年間投資枠と非課税保有限度額は取得価額(簿価)で管理され、売却した商品の簿価分は翌年以降に総枠を再利用できます。

2023年までの一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAで保有する商品は、現行NISAへ移すのではなく、現行制度の1,800万円とは別枠で旧制度の非課税措置が続きます。現行制度と旧制度を同じ枠として計算しないよう注意してください。

上場株式等の配当をNISAで非課税にするには、証券会社を通じて受け取る「株式数比例配分方式」など所定の条件があります。また、NISA口座の損失は税務上ないものとみなされ、特定口座・一般口座との損益通算や損失の繰越控除はできません。

iDeCoで確認すること

iDeCoは、自分で掛金を拠出し、自分で運用商品を選ぶ私的年金です。掛金の全額が小規模企業共済等掛金控除の対象になりますが、所得控除による税負担の軽減額は本人の課税所得などによって異なります。課税所得がない場合は、掛金の所得控除による税負担の軽減はありません。

運用益は制度内で非課税で再投資され、受取時は年金なら公的年金等控除、一時金なら退職所得控除の対象になります。ただし、他の年金・退職金や受取時期によって課税関係が変わるため、受取方法を決める際は個別確認が必要です。

掛金上限は加入区分と企業年金等の状況で異なります。会社員・公務員は勤務先制度の掛金額によってiDeCoの上限が変わる場合があるため、申込み前に勤務先とiDeCo公式サイトの最新情報を確認してください。

2026年12月1日施行予定のiDeCo改正

厚生労働省は、iDeCoの加入可能年齢と拠出限度額の見直しを2026年12月1日に施行予定と案内しています。加入可能年齢は一定の要件のもとで70歳未満まで拡大され、拠出限度額も引き上げられる予定です。

この改正は2026年7月16日時点では施行前です。 11月分までの掛金や現在の加入可否を判断するときに、施行後の上限・対象者を先取りして適用しないでください。施行日、経過措置、本人の加入区分を公式情報で再確認する必要があります。

利用を検討するときの確認順

  1. 当面の生活費と緊急予備資金を投資資金から分ける。
  2. 資金を使う時期を決め、原則60歳まで受給できないiDeCoで問題ないか確認する。
  3. 所得控除の効果があるか、勤務先の企業年金や退職金も含めて確認する。
  4. 運用商品の価格変動、為替、信用、流動性と手数料を比較する。
  5. NISAとiDeCoの公式情報、金融機関の手数料・商品一覧を申込み直前に確認する。

比較基準と更新方法

このページは制度・運用方法を、対象者・商品、適用年、費用、税、期待できる役割、損失・流動性、前提条件、現在制度と過去制度の順で比較します。対象は本文で扱う同種商品・同じ用途に限定し、異なる資産クラスを同じ順位へ混ぜません。

  • 数値・商品条件は、監督官庁、業界団体、各事業者の商品概要・手数料表・契約書面等の一次情報・公式出典を優先します。
  • 公式資料で確認できない値は0円・無料・対象外と推測せず、「未確認」または比較対象外とします。
  • 金利、手数料、スプレッド、在庫、対象商品、キャンペーン等の変動項目は、申込・取引前に公式ページで再確認します。
  • 期間限定特典、広告報酬、申込件数、PV、過去のリターンだけを評価や掲載順の根拠にしません。
  • メリットと同じ箇所で、通常時費用、適用条件、元本割れ・信用・流動性等の該当リスクを確認します。

単一の総合点で優劣を固定せず、読者の利用目的ごとに必要な条件を照合します。個別の契約・売買・税務判断は、契約書面と専門家・所管窓口で確認してください。

一次情報と確認日

以下を2026年7月16日に確認しました。制度・税制は変更されることがあるため、利用時にはリンク先の更新日と最新資料を確認してください。

公開前レビュー:税務に関する最終判断は税務レビューを必要とします。

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