子供独立後のライフプラン(資金計画)

子供が独立することで家計負担が大幅に軽減されます。まだ働いているのであれば収支が改善するので、それを活用して老後資金に割り当てる必要があります。退職後であれば健康・介護などについてもしっかりと自分の考えを持つ必要があります。資産形成が十分なケースでは相続対策も考える必要があります。

家計改善時期にしっかりためる

子供が独立して、まだ仕事をしている場合、学費等の費用負担が一気に無くなることで家計の経常収支は急激に改善することになります。
これまでの「子育て終了時期」で使ってしまった蓄えを再び蓄えるチャンスとなります。収支が改善したからと言って支出を増やすのではなく、将来の老後を見据えて蓄えを増やしておく必要があります。

特に退職(リタイア)した後では家計収支は大きく変化します。
再就職というケースもありますが、ない場合は年金収入がメインとなります。退職金、私的年金、公的年金などリタイア後の収入を考えながら、ゆとりある老後を迎えられるようにします。

資産運用においても、短期で必要な資金、将来必要な資金、随分先の資金というように資金を分けて近いうちに使わない資金は株式投資信託などの投資に振り分けておくのも有効です。

また、住宅ローンの返済が終わっていない場合は繰上返済などを活用するという手もあります。

 

健康・介護に対する備え

健康や介護に関する備えも重要です。収入ダウンが考えられる老後も、高騰している医療保険などに加入するのは現実的ではありません。
可能であれば、その分は貯蓄として賄う方法で対応するというのも一つです。

介護については、原則的に公的介護保険が保障ベースとしてありますので、それに上乗せする分は自分たちで蓄えておく必要があります。資産状況が良ければ有料老人ホームへの入居というのも考えることができます。

 

相続についても考える

万が一の場合の「相続」についても考えておく必要があります。
遺族同士でもめ事を起こさないために、事前に相続について考えて、分け方を考えておくのも一つです。

相続税がかかるほど資産を作れている場合は税金対策も前もって考えておく必要があります。

「マネープラン・ライフプラン」の用語解説

ここではこのページで使われた様々な用語について解説をします。リンク先は「金融経済用語辞典」の用語解説ページ、または関連情報が掲載されているサイトです。

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各年代別のマネープランについて、必要であろう項目を挙げて具体的なプランを解説

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