子育て時期のライフプラン(資金計画)

子供の養育や教育関係が中心となってきます。これにより将来の進学なども見据えた中長期の資金計画、家計管理の重要性が高まります。また、マイホーム購入を考えている場合はさらに資金プランを練り上げていく必要があります。

子供の養育や教育のためのプランを考える

子供が生まれることで、あなたのライフプランにおいても大きな道筋が出来上がります。
子供の成長に合わせてやるべきこと、必要なお金というのがある程度決まってくるからです。

子供の養育には多額のお金がかかります。
出産から大学卒業まで面倒みるという場合、生活費、学費を含めて平均で2000万円近くかかる計算になるそうです。
(2005年度財団法人こども未来財団「子育て家庭の経済状況に関する調査研究」より)

特に子育て費用は子供が大きくなるほど高くなります。特に子供が大学生となる時期には年に数百万円単位でお金が必要になる可能性もあるので、事前にその分の資金を「ためておく」必要があるわけです。

 

学費等がかかる時期を見据えた貯蓄計画を

子育て費用のピークは子供が18歳~21歳の大学生となる時期です。つまり、出産から18年後というわけです。その時期にある程度のお金を工面できるように、学費の積立を考えておくことが大切です。
積立預金などの方法以外にも、学資保険などの保険を使った積立も考えられます。

直前になってため始めるのは大変なので、早いうちから開始しましょう。

 

マイホームを検討するならお早めに

中には一生賃貸派という方もいらっしゃいますので、全員とはいいいませんが、子供ができると「マイホーム」も検討される方が多いのではないかと思います。

住宅費用については全国平均で3300万円ほどの物件購入となっているそうです。内2900万円程度を住宅ローンを組んで返済しているそうです。
(住宅金融支援機構 フラット35利用者調査報告書より)

その差額である、400万円ほどが頭金となるわけですね。プラス諸費用がかかりますので500万円超は住宅購入のために必要になるということになります。

ご両親からの援助を受けるケースもあるかと思いますが、マイホーム購入を検討するのであれば頭金等の確保のために早いうちから貯蓄計画を立てておく必要があります。

 

死亡保障(生命保険)の重要性が高まる

また、子供が生まれるということは世帯主にとっての責任は大きくなります。
世帯主に万が一のことがあった場合には子供が自立できるまでの養育を考えた十分な保障が必要になってきます。

そのため、子供が生まれたあとは、入院保障等よりも「死亡保障」を充実させた保険を考える必要があります。一方で、公的な支援制度もあることを忘れてはいけません。
遺族に対しては「遺族基礎年金」や「遺族厚生年金」などのセーフティネットもあります。

これらも加味した上で生命保険の見直しをしないと過剰な保険に加入することになってしまいますのでご注意ください。

「マネープラン・ライフプラン」の用語解説

ここではこのページで使われた様々な用語について解説をします。リンク先は「金融経済用語辞典」の用語解説ページ、または関連情報が掲載されているサイトです。

ライフステージとマネープラン (マネーナビ投資で儲ける100の方法
各年代別のマネープランについて、必要であろう項目を挙げて具体的なプランを解説

学資保険(こども保険) (生命保険見直しガイド
こども保険とは学資保険などとも呼ばれますが、主に子供の教育・結婚・独立に関する資金を計画的に準備するためにその保護者が加入する保険です。

住宅ローンと頭金の重要性 (住宅ローン比較.com
今後の住宅ローンにおける資金計画やリスク管理の面から考えても頭金は必要量を準備しておくことが重要です。より有利な住宅ローンを選択するためにも頭金は必ず用意しましょう。

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