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初心者のための資産運用講座

ポートフォリオ全体を目的と負債から管理する

結論:個別商品が妥当でも、家計全体で同じ企業・通貨・景気要因へ集中すれば、ポートフォリオの損失は大きくなる

証券口座の配分だけでなく、預金、保険、不動産、住宅ローン、勤務先、将来支出を含めます。商品比率ではなく、必要な時に使える資金と同時悪化する要因を確認します。

資産を目的・使用日別に分ける

日常・緊急、3年以内の予定、長期形成、取崩し中へ分けます。総資産が同じでも、近い支出が多い家計は価格回復を待てないため、値動き資産の許容量が小さくなります。

全資産と負債を同じ表へ置く

証券、預金、年金、不動産、外貨、借入を時価・通貨・換金日で一覧化します。住宅を持ちながら不動産株・REITへ多く投資すれば、同じ不動産・金利要因への集中が増えます。

人的資本との連動を確認する

給与・賞与が景気や勤務先株価と同時に下がるなら、勤務先株のリスクは金融資産比率以上です。自営業の事業資産、退職金の運用先、外貨収入・支出も合算します。

比率だけでなく損失寄与を見る

株式60%・債券40%でも、株式の変動が大きければ全体リスクの大半を株式が生み得ます。各資産を30%・10%等下落させ、円の損失と目標残高への影響を比べます。

相関は危機時に変わる

通常は異なる動きでも、換金需要や信用不安で同時に下落する場合があります。過去平均の相関だけで最悪値を決めず、株・債券・外貨が同時悪化する複合場面を置きます。

目標配分と許容帯を決める

60対40を厳密に毎日戻すのではなく、年1回または5ポイント乖離等の規則を決めます。新規積立・取崩しで調整すれば売買を減らせる場合があり、税・手数料・NISA枠を確認します。

取崩し順序と現金層を作る

退職後等は下落中の売却を減らすため、近い支出を現金・短期資産へ置きます。現金を何年分持つかは収入、支出変動、年金、損失許容度で決め、相場上昇だけを前提にしません。

全体損失を一つの表で計算する例

株式300万円が30%下落、外国債券100万円が円高を含め15%下落、預金100万円が不変なら、総額500万円は395万円となり21%減です。株式だけの30%を家計損失とせず、各資産の円損失と同時発生を合算して必要残高と比較します。

全体管理の九手順

  1. 資産・負債を全口座で集計する。
  2. 目的と使用日を付ける。
  3. 実質通貨・企業・業種を分類する。
  4. 給与・不動産との連動を見る。
  5. 資産別の損失額を計算する。
  6. 複合下落を試す。
  7. 目標配分・許容帯を決める。
  8. 取崩し用現金を分ける。
  9. 年1回と生活変化時に更新する。

一次・公式情報

「資産ポートフォリオ全体のリスク管理」の用語解説・関連サイト

ここではこのページで使われた様々な用語について解説をします。リンク先は「金融経済用語辞典」の用語解説ページ、または関連情報が掲載されているサイトです。

・ポートフォリオ
ポートフォリオ(Portfolio)とは、投資家や機関投資家が保有する金融商品の組み合わせを指す。もともとは、「紙挟み」の意。

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