頻繁に売買することはなく、投資は中長期で考えている。また、投資による収益も売買による売買益を主とするものではなく、配当金や株主優待などのインカムゲインを中心に考えているという投資家に向いている証券会社の選び方を解説していきます。
中長期間におよび長期的な視点での投資を行う場合や配当金や株主優待といった資産を持つことで得られる収入を株式投資のメインとしたい場合の運用についてはどのような証券会社の選び方が適しているのでしょうか?
「短期投資・デイトレード」の場合と異なり、中長期投資を基本にする場合は、必然的に取引の回数が減ることになります。そのため、取引にかかる取引コスト(手数料など)の影響度も小さくなります。よって、中長期の投資を考える場合、短期投資のように手数料の安さを追及する必要性は小さくなります。
一つ目の選ぶポイントとして「貸株」サービスがあるかどうかというのが中長期保有の一つの基準といえます。配当金や株主優待などのインカムゲインに加えて「貸し株金利」を受け取ることができるというのはインカムゲイン重視派にはオススメのサービスといえるでしょう。もちろん、貸し株にリスクが全く無いというわけではありませんので、そこの点については、「貸し株サービス」をよくお読みいただいてご判断ください。
中長期投資の場合、重要なのはどの銘柄に投資をするのかを決定するプロセスです。短期投資の場合は、テクニカル分析で短期的に上昇しそうな銘柄を探すのが基本になりますが、中長期投資の場合は業績の上がりそうな会社を探す必要が出てきます。その上で、株価にそれが評価されているかいないかを見比べ、上昇しそうなのにそれが株価に織り込まれていない銘柄を探し出すという作業になります。
そうした上では、投資に関するニュースや経済情報などをどれだけタイムリーかつ十分に届けてくれるかが証券会社比較のポイントになると思います。
個人的におすすめなサービスとしては
・会社四季報が無料利用可能
・日経テレコンが無料利用可能
・Quickリサーチネットが無料利用可能
以上のようなサービスは他は有料情報となっており、かつ情報も充実していますのでこれらのサービスを提供している証券会社には最低1つは口座を持つようにすると便利です。
以下は中長期投資や長期保有でインカムゲイン(配当金など)を狙うような売買を目的にする投資家におすすめの証券会社です。
ランキング1位:SBI証券 取引手数料も安い上、貸し株サービスで言えば、貸し株金利も高く設定されているので非常にオススメ。 |
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ランキング2位:カブドットコム証券 貸し株サービスもある上、MUFGのメンバーネット証券なので信頼性(健全性)も高いのが特徴です。手数料面にやや難アリですが、中長期投資のように頻繁に売買をしないのであれば気にならないレベルです。 |
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ランキング3位:マネックス証券 貸し株サービスでは、特定の銘柄に対してのチャンス銘柄という設定があります。 |
まだ、口座がないのであればSBI証券か楽天証券のどちらかを選んでおけばまず問題ありません。どちらも総合力は高いし、サービスも基本的に揃っているからです。そこから目的に応じて+αで証券口座を作っていけばよいだけです。
ちなみに、まだ口座を作っていない人はラッキーです。
証券口座というのは実は沢山の広告費を出す業界でもあります。そのため、ポイントサイトと呼ばれるWEBサービスを経由して口座開設をすればまとまったポイントを獲得することができます。ポイントサイトって何?という方は「ポイントサイトとは?」の記事をご覧ください。
・SBI証券
・楽天証券
・マネックス証券
・auカブコム証券
・松井証券
といったような大手証券はいずれもポイントサイトの常連で数千円相当~1万円ほどのポイントを口座開設で獲得できます。ポイントサイトを活用して口座開設で得をしましょう。
参考:今がお得なポイントサイト案件、キャンペーンのまとめ
上記ではポイントサイトで一撃の還元が大きい案件を紹介しています。
ここではこのページで使われた様々な用語について解説をします。リンク先は「金融経済用語辞典」の用語解説ページ、または関連情報が掲載されているサイトです。
・ストックレンディングとは
株券を貸し出すことにより、その期間賃借料を受け取ることができるという取引のこと。
・貸し株サービスで証券会社比較 (証券会社のサービス比較
)
ネット証券会社各社の貸株サービスの対応状況を比較。