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初心者のための資産運用講座

PTSとSORを使う前に執行条件を比較する

結論:PTSは取引所以外の株式売買の場で、表示価格だけでなく数量・手数料・約定可能性を含む実質的な執行結果で選ぶ

PTSは「施設」ではなく私設取引システムです。証券会社のSORが取引所とPTS等の注文先を比較する場合もありますが、必ず有利な価格で全数量が約定する保証はありません。各社の最良執行方針と注文規約を確認します。

取引所とPTSは別の注文先

PTSは金融商品取引業者が運営する電子的な売買システムで、制度上の認可・監督を受けます。同じ銘柄でも取引時間、呼値、注文種類、参加証券会社、取扱停止条件が取引所と異なります。

SORは注文先を選ぶ機能

SORは価格や数量等を比較し、取引所やPTSへ注文を回送する仕組みです。比較する市場、判定時点、注文分割、再回送、利用料は証券会社ごとに違います。設定の初期値と無効化方法も確認します。

価格改善は手数料込みで計算する

100株で取引所1,000円、PTS999.5円なら表面上の改善は50円です。PTS追加手数料や注文分割による費用が50円を超えれば実質的には不利です。売買代金、手数料、税、約定数量を受渡金額で比べます。

板の価格だけで全数量を約定できるとは限らない

最良売気配が安くても数量が10株しかなければ、100株の残りは別価格・別市場になることがあります。板の厚さ、部分約定、取消、注文失効を確認し、薄い時間帯の成行相当注文に注意します。

夜間取引でも企業情報の反映は不確実

取引所終了後に決算や開示が出ても、PTS参加者と流動性は限られます。翌取引日の取引所価格と一致する保証はなく、翌朝に価格が逆転することもあります。情報の時刻と出来高を記録します。

権利・受渡し・信用取引を個別に確認する

配当や株主優待の基準日、受渡日は取引経路だけで決まるわけではありません。PTSでの信用取引、貸株、特殊注文、単元未満株の対応は各社規約を確認し、取引所ルールをそのまま当てはめません。

最良執行方針と実績を確認する

証券会社は価格だけでなくコスト、速度、約定可能性等を考慮した方針を定めます。自分が価格優先か全数量の確実性優先かを決め、約定明細に市場、価格、数量、手数料を残して結果を検証します。

PTS・SOR利用前の八項目

  1. 利用可能な注文先を確認する。
  2. 取引時間と注文種類を読む。
  3. SORの比較基準を確認する。
  4. 数量別の板を比べる。
  5. 手数料込みの受渡額を計算する。
  6. 権利・受渡し条件を確認する。
  7. 部分約定・失効時を決める。
  8. 約定明細から結果を検証する。

一次・公式情報

証券口座を選ぶ前の保護制度・コスト確認

分別管理が適切なら顧客資産は原則返還されます。返還できない場合の投資者保護基金は、値下がり損を補償する制度ではありません。

一時的な口座開設特典だけでなく、取引手数料、為替コスト、投資信託の保有コスト、出金・移管条件を公式資料で確認します。

口座開設キャンペーンやポイントサイトは補助材料です。対象者、申込経路、取引条件、付与時期、失効、個人情報の提供先を確認し、不要な取引を増やさないでください。

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