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初心者のための資産運用講座

PERを利益の定義と予想前提から読む

結論:PERは株価が1株利益の何倍かを示す相対指標で、低いほど割安・高いほど割高と単独では判断できない

計算に使う株価時点、実績・会社予想・市場予想・四季報予想のEPSで値が変わります。赤字、一時益、景気循環、増資・自己株式、会計差を確認して同じ条件で比較します。

株価を1株利益で割る

株価2,000円、EPS100円ならPER20倍です。時価総額÷純利益でも概ね対応しますが、自己株式、潜在株式、連結範囲、利益の定義をそろえる必要があります。

実績PERと予想PERを分ける

前期実績EPSを使うか、今期・来期予想を使うかで異なります。予想は会社・アナリスト・四季報等で違い、下方修正されれば株価不変でもPERは上がります。

赤字・利益ゼロでは機能しにくい

EPSが負ならPERも負の数になりますが、割安度として通常比較しません。利益がゼロ近辺ではわずかな変化で倍率が極端になるため、売上、CF、財務、将来資金を別に見ます。

一時益と景気循環を調整する

資産売却益・税効果でEPSが一時的に増えるとPERは低く見えます。景気循環企業は利益の頂点で低PER、底で高PER・赤字になり得るため、複数年と正常利益を確認します。

成長・金利・リスクで水準が変わる

高い成長期待、安定性、低い資本コストは高PERの一因になり、金利上昇・信用不安は評価を下げ得ます。ただし期待が株価へどこまで織り込まれたかはPERだけでは分かりません。

同業・自社過去と同条件で比べる

銀行、商社、成長企業等を一律15倍で判定せず、収益構造・会計・成長率が近い企業と比較します。株価日、EPS年度、予想提供者、連結・単体をそろえます。

益回りと他指標を補助に使う

PER20倍の逆数は利益利回り5%ですが、利益全額が配当・現金になる意味ではありません。PBR、ROE、営業CF、負債、配当、資本政策と一次開示を併用します。

利益予想の変化で倍率が動く例

株価2,000円、予想EPS100円ならPER20倍です。決算後にEPS予想が80円へ下方修正され株価が同じなら25倍、株価も1,600円へ下がれば再び20倍です。同じ倍率でも利益水準と市場評価の両方が悪化しており、倍率だけでは変化を説明できません。

PER比較の八手順

  1. 株価時点を確認する。
  2. EPSの年度・予想主体を特定する。
  3. 式を再計算する。
  4. 赤字・一時損益を除く。
  5. 希薄化・自己株式を確認する。
  6. 同業・自社過去と比べる。
  7. 成長・金利・財務を見る。
  8. 最新開示で予想を更新する。

一次・公式情報

証券口座を選ぶ前の保護制度・コスト確認

分別管理が適切なら顧客資産は原則返還されます。返還できない場合の投資者保護基金は、値下がり損を補償する制度ではありません。

一時的な口座開設特典だけでなく、取引手数料、為替コスト、投資信託の保有コスト、出金・移管条件を公式資料で確認します。

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「株価収益率(PER)」の用語解説・関連サイト

ここではこのページで使われた様々な用語について解説をします。リンク先は「金融経済用語辞典」の用語解説ページ、または関連情報が掲載されているサイトです。

株価収益率(PER)とは
PER(株価収益率)は株価の割安・割高を把握するための株価分析に広く用いられる指標です。計算方法は株価をEPS(一株あたり利益)で割ることで計算されます。

EPSとは
EPS(一株あたり利益)とは、その会社が一年間に上げることができた利益(当期純利益)を発行している発行済株式総数で割ったものです。

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