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初心者のための資産運用講座

信用取引の資金と株式の動きを時系列で理解する

結論:信用取引は新規約定で借入と建玉が生じ、日々の値洗い・費用を経て、反対売買か現引き・現渡しで返済する

株価の損益だけを見ると、保証金、借入、建玉、未実現損益、費用、返済のどこに資金があるかを誤ります。買建てと売建てについて、注文前から決済後までの状態を別々に追います。

保証金を差し入れて建玉余力を得る

現金または一定の有価証券を委託保証金として差し入れます。代用有価証券は時価へ掛目を乗じて評価され、価格下落や掛目変更で保証金価値が減ります。入金額がそのまま損失上限ではありません。

買建てでは資金を借りて株式を担保にする

100万円の株式を信用買いすると、証券会社から買付資金を借り、買付株式は担保として管理されます。株価上昇なら返済売りとの差益、下落なら差損が生じ、借入期間中は買方金利等が発生します。

売建てでは株式を借りて売却代金を担保にする

借りた株式を市場で売り、後で買い戻して返します。株価下落なら差益、上昇なら差損です。貸株料に加え制度信用では需給により品貸料が生じることがあり、売建て損失に上限はありません。

日々の値洗いで保証金余力が変わる

建玉評価損と費用は受入保証金から差し引かれ、評価益は会社計算上の扱いが異なる場合があります。建玉と代用株が同時に下落すると分子が二重に減り、維持率が急低下します。

反対売買は差額で返済する

買建ては返済売り、売建ては返済買いで建玉を閉じます。約定差額から金利・貸株料・品貸料・手数料等を清算します。注文を出しただけでは返済完了ではなく、未約定数量を確認します。

現引き・現渡しには全額・株式が必要

買建ての現引きは借入金等を支払い現物株を受け取り、売建ての現渡しは同一銘柄の現物株を渡して返済します。受付時間、口座区分、必要資金・株数、税・権利は会社規定を確認します。

期限・規制・企業行動で予定が変わる

返済期限、上場廃止、株式分割・併合、TOB、配当等で返済・権利処理が変わります。制度信用と一般信用の契約を区別し、最終日直前の売買だけに出口を依存させません。

建玉の状態を追う九項目

  1. 保証金の現金・代用内訳を確認する。
  2. 新規買い・売りを区別する。
  3. 借入資金・株式の費用を読む。
  4. 毎日の評価損益を確認する。
  5. 維持率と追証余地を計算する。
  6. 返済方法と期限を決める。
  7. 未約定数量を確認する。
  8. 権利・企業行動を確認する。
  9. 清算後の報告書を照合する。

一次・公式情報

証券口座を選ぶ前の保護制度・コスト確認

分別管理が適切なら顧客資産は原則返還されます。返還できない場合の投資者保護基金は、値下がり損を補償する制度ではありません。

一時的な口座開設特典だけでなく、取引手数料、為替コスト、投資信託の保有コスト、出金・移管条件を公式資料で確認します。

口座開設キャンペーンやポイントサイトは補助材料です。対象者、申込経路、取引条件、付与時期、失効、個人情報の提供先を確認し、不要な取引を増やさないでください。

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