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初心者のための資産運用講座

逆日歩の発生・金額・日数を約定後まで確認する

結論:逆日歩は制度信用の貸借取引で株不足時に決まる事後的な品貸料で、空売り時点に金額・発生有無を確定できない

貸株料と逆日歩は別です。制度信用の売方は通常の貸株料に加えて逆日歩を支払い、買方は逆日歩を受け取る場合がありますが、買方金利等との総額で確認します。

制度信用と貸借取引の株不足で生じる

証券会社から証券金融会社への貸株申込みが融資申込みを上回り、追加申込みでも不足が解消しない銘柄では、証券金融会社が品貸入札で株式を調達します。一般信用の貸株料とは仕組みが違います。

翌営業日の入札で料率が決まる

入札は低い品貸料から採用し、必要株数へ達した料率が決定料率となります。空売り注文時には最終金額が分からないため、前日の料率や最高料率を当日の確定額と考えません。

1株当たり料率と日数を掛ける

逆日歩額は1株当たり品貸料×品貸日数×株数です。仮に1株2円、3日、1,000株なら6,000円です。表示が日額か品貸日数込みか、受渡基準かを画面で確認します。

0円・満額・未発生を区別する

0銭で株を調達できた表示と、追加申込みで株不足が解消して品貸料が発生しなかった表示は意味が異なります。記号、速報・確報、訂正の凡例を日本証券金融の画面で読みます。

最高料率は通常額の予告ではない

最高料率は入札の上限に関わり、注意喚起・規制、権利日、休日前後等で変わり得ます。株価が下がっても逆日歩と貸株料で空売り損益がマイナスになる場面を試します。

権利日・長期休暇の日数へ注意する

決算・優待等で株式需要が高まりやすい時期や、受渡しの休日をまたぐ場合は品貸日数が複数になることがあります。カレンダーを一般化せず、申込日ごとの公式発表を確認します。

買方の受取も投資判断の主目的にしない

制度信用買方は逆日歩を受け取る一方、買方金利、価格下落、返済期限、権利処理を負います。高い過去逆日歩を将来収益と見込み、逆日歩狙いで建玉を持ちません。

確定後に報告書と照合する

約定日、株数、品貸日数、1株料率、受払額、貸株料・金利を取引報告で照合します。想定外の高額、売買停止、返済困難が起こり得る数量を避けます。

空売り前後の九手順

  1. 制度・一般信用を区別する。
  2. 貸借銘柄と規制を確認する。
  3. 株不足と過去料率を見る。
  4. 最高料率・注意喚起を読む。
  5. 品貸日数をカレンダーで確認する。
  6. 最大費用を株数へ掛ける。
  7. 貸株料等を合算する。
  8. 確定発表を確認する。
  9. 報告書と口座残高を照合する。

一次・公式情報

証券口座を選ぶ前の保護制度・コスト確認

分別管理が適切なら顧客資産は原則返還されます。返還できない場合の投資者保護基金は、値下がり損を補償する制度ではありません。

一時的な口座開設特典だけでなく、取引手数料、為替コスト、投資信託の保有コスト、出金・移管条件を公式資料で確認します。

口座開設キャンペーンやポイントサイトは補助材料です。対象者、申込経路、取引条件、付与時期、失効、個人情報の提供先を確認し、不要な取引を増やさないでください。

「空売りと逆日歩(品貸料)」の用語解説・関連サイト

ここではこのページで使われた様々な用語について解説をします。リンク先は「金融経済用語辞典」の用語解説ページ、または関連情報が掲載されているサイトです。

・空売りとは
価格の下落を予想して保有していない証券を売却すること。現物取引の場合、原資産を保有していないのに原資産を売ることは通常できないが、株式信用取引などの場合、証券会社などから原資産を借りてそれを売却し、その後買い戻して証券会社などに返済するという投資方法のことを指す。

・逆日歩とは
貸借取引(空売り)の数が急増するなどして、日本証券金融(証券金融会社)が空売りのための株券を調達できない場合、その調達できない分の株式を機関投資家などから借り入れる形になる際に証券金融会社が支払ったコストのこと。

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