委託保証金率と保証金維持率を正しく計算する
結論:新規建てに必要な委託保証金率と、建玉後の維持率・追証基準は別で、規則下限より会社・銘柄条件が厳しい場合がある
情報基準日:2026年8月24日
「保証金率30%だから約3.3倍まで安全」という意味ではありません。規則上の最低保証金、証券会社の新規建余力、建玉後の維持率、追証、銘柄ごとの増担保を分けて計算します。
当初委託保証金の規則下限を知る
通常銘柄は約定価額の30%以上かつ30万円以上が基本です。100万円の建玉なら30万円、50万円の建玉でも率だけなら15万円ですが最低額30万円が関わります。会社はこれより高い条件を定められます。
レバレッジ型等は60%以上が基本
レバレッジ型・ダブルインバース型ETF・ETNは約定価額の60%以上が規則上の基本です。名称が似た通常ETFへ一律適用せず、銘柄区分と注文画面の保証金率を確認します。
代用有価証券は時価満額ではない
株式等を保証金へ使う場合、時価へ所定の掛目を乗じます。時価50万円・掛目80%なら代用評価40万円です。価格下落に加え、銘柄除外や掛目変更でも有効保証金が減ります。
新規建余力と維持率を区別する
新規建余力は追加注文の可否、保証金維持率は既存建玉に対する担保余力を示します。出金、未約定注文、未受渡し損益、費用で表示は変わり、画面の「余力」を自由現金と扱いません。
評価損を控除した実効維持率を試算する
保証金40万円、建玉100万円で評価損10万円なら、単純化した有効保証金30万円・維持率30%です。さらに金利等1万円なら29%です。会社の正式式では他の建玉・代用・未決済を含めて確認します。
増担保規制で必要率が上がる
過度な信用取引等に対し、取引所が委託保証金率50%以上・うち現金20%以上等へ引き上げる場合があります。既存建玉、新規注文、解除日への扱いは規制内容と会社案内を読みます。
安全余裕は複合下落から決める
代用株と建玉が同じ企業・業種なら相関して下がりやすくなります。建玉20%逆行、代用株30%下落、保証金率引上げを同時に計算し、会社追証線より前の自主返済線を置きます。
保証金を検算する九手順
- 銘柄の規則上の率を確認する。
- 会社の必要率・最低額を読む。
- 現金と代用を分ける。
- 代用掛目を適用する。
- 建玉評価損と費用を控除する。
- 新規余力と維持率を区別する。
- 増担保・銘柄規制を確認する。
- 複合下落を計算する。
- 自主返済線を記録する。
一次・公式情報
証券口座を選ぶ前の保護制度・コスト確認
分別管理が適切なら顧客資産は原則返還されます。返還できない場合の投資者保護基金は、値下がり損を補償する制度ではありません。 |
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一時的な口座開設特典だけでなく、取引手数料、為替コスト、投資信託の保有コスト、出金・移管条件を公式資料で確認します。 |
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